2010年11月2日火曜日

Annual_QA 出力係数(OPF,Wedge Factor),3D phantomの取扱い

[3D phantomの取扱い]

・設置:水を入れる前に大まかに中心を合わせる.
     あとで変位は可能だけど,曲がっている分は修正出来ないので,まっすぐに配置すること.
・水を入れる.ポンプとUnitにトランスをつなげること.特にUnitは,chamberスキャンの精度や
 印加電圧が低下してしまう可能性があるので,必ずトランスを繋げること.
・水面出しを忘れないこと.半導体検出器を水面近くでスキャンしてみて確認する.
  最後にbeam中心軸で深さ方向にスキャンしてみて,ビーム中心軸とスキャンのZ方向が平行になっていることを確認.
・使用モード:Field→単純測定   Ratio→Referenceとの相対測定(入力の補正)

[OPF]

・3Dファントムを使用.MU校正用ファントムだと40cm*40cmまでカバー出来ないため.
・X線:Farmer,  電子線:平行平板
・使用する全てのenergy,日常使用する線量率にて行う.
・測定は校正深で行う.本来は基準深線量に戻してOPFを算出する必要があるが,当院では校正深での指示値の比を以ってOPFとする.理由は,基準深OPFと校正深OPFが一致しているため(中島さんがそう言っていた気がする).
・電子線の場合は,アプリケータごとにOPFを算出する.
 従って,モールドのOPFは考慮していないということになる.
・長時間の測定になるので経時的に温度気圧のチェックを行うこと.また,蒸発による水面低下のチェックを行うこと.
・許容は2%

[Wedge Factor]

・OPFと同日に行うと効率的.
・測定はFarmer, 校正深で行う.
・照射野は10cm*10cmで全てのEnergy,Wedge Angleで行う.
・Physical wedgeでも行わないといけないみたいだが,当院ではPWは使用していなく,必要があるのか疑問...
・許容は2%

0 件のコメント:

コメントを投稿